かつみおじちゃんはブログを書くことにしたらしい。

とりあえず始めてみる!がコンセプトのブログです。

宅建を受けようと思ったきっかけの話。

こんばんは。

 

今日は私が勉強を始めた頃のお話をします。私の備忘録に留まらず、過去の私と同じような境遇の方に読んで頂けたらいいなと思います。

 

私は2020年4月15日に長年嗜んでいたお酒を止め、しばらくはネットフリックスを見たり、ゲームをしたりなど、エンタメに時間を使っていました。シラフで観る映画は本当に面白くて、子供の頃に大好きだった「インディージョーンズ」とか「バックトゥザフューチャー」とかを、子供の頃に観たのと同じようなドキドキした気持ちで観ていました。

 

お酒を止めた人のあるあるらしいのですが、感覚や脳波が正常に戻っていく過程で、研ぎ澄まされた感受性や思考力を手にした気分になるのです。いや、酔っぱらってないから頭がクリアになるだけなんですがね。

 

でもそういった生活をしばらく続けると、ふと「あぁ、今の生活はとても楽しいけど、いつかは何だかつまらないな。少しだけお酒でも飲もうかな」と絶対に思う自信がありました。そうして少し飲んだら、また大酒飲みに逆戻り。そうなる未来が容易に想像できたのです。

 

ちょうどその頃、勤めていた前の会社も頭打ちというか、日々の売上を負うだけの毎日になっていて、成長も見込めない。先の展望も見えない。というスパイラルに陥っていました。それなら、時間という資本を自分の脳に投資して、転職をしてしまおう!と思い立ったわけです。

 

とはいえ、宅建試験は過去に2回、テキストを買って少し読んだだけで諦めた過去がありました。テキストに書いてあることが、だんだん分からなくなって行き、途中で「本当に日本語なのか?」と思えるほど、理解が追い付かなくなるのです。それ以来、自分には向いていないと諦めて、目指すことも諦めていました。

それでも、試験当日に300時間をこなした状態で試験に挑んだことはありません。不安ではあったのですが再チャレンジを決めたわけです。

 

ただ一つ大きなハードルがありまして、、、その時はコロナショックの真っただ中でして、試験実施団体からも「今年の試験はどうなるか分かりません。最悪実施できない可能性もあります」という発表だったのです。

 

やるかどうかも分からない試験の為に、自分のリソースを突っ込む気にはなれない、変なところで合理主義な私・・・結局、7月中旬に行われる、不動産屋に勤務している人限定で、その講習を受ければ5点免除される、その名も「GET5」という素晴らしいネーミングの講義を受けるまで、本腰を入れた勉強はしていませんでした。

 

7月15日の水曜日、この日はGET5講義当日、朝9時~夜の21時までという、鬼のスケジュールをこなして5点免除を取得し、その次の日、書店に願書を取りに行ったところで、「流石に実施しないということはないだろう」と踏んで本当のスタートを切りました。

 

願書を書き終わった後、何をしたかと言うとですね、勉強ではなくて、カレンダーを持ってきてスケジュールを組みはじめました。

 

今振り返って思えば、その判断、その行動が、合格という結果も含めてすべてを決定付けたと思っています。

 

試験当日はきっとそわそわして勉強どころではないだろう。そもそも、試験当日は万全の体調で迎えたいので、その前の日はゆっくり寝られるように流す程度の勉強しかしないと決めました。

 

そして、その試験前日までによく必要とされると言われている300時間を【確実に】こなすためのスケジュールを立てたのです。平日に何時間、休日に何時間勉強するか。それだけにとどまらず、平日残業などで予定がずれた場合の予備日や時間の作り方、朝何時に起きて夜は何時まで勉強をするか、お盆休みは何日あって、どのくらい勉強をするか。など、7月16日に願書を書き終わった後、勉強なんかまったくせずに、ただひたすらスケジューリングとマインドセットに使いました。

 

マインドセットについてはとってもシンプルで・・・

①最初から分かる人はいない。だから今分からなくても、明日分からなくてもいちいち気にしない。

 

②試験日にちゃんと戦えるだけの準備をして、良い状態で試験当日を迎えること。

 

③立てたスケジュールは絶対に守ること。

 

これがこの日私が自分自身に課したマインドセットでした。試験当日まで、この3つが私の心の拠り所であり、行動の指針になったのです。

 

長くなりましたので、今日はこの辺で。

 

もし、難しいと言われている試験を受けようと思われている方が、このブログを読んで下さっていたら、絶対に諦めないで、その時には綺麗ごとなんて言わないで人を蹴飛ばしてでも、泥臭く結果にこだわって欲しいと思います。