こんばんは。
来週の日曜日、建設業経理士2級のテストがありまして、最近は夜な夜な仕訳を切っていたりする毎日です。今回はあまり身が入らない感じなんですけど。汗
何となく簿記2級を取った時のことを思い出したので、今日はそのお話を書きます。
ちなみに「いきなり話飛んだやん!」ってなってる人もいるかも知れないので補足をすると、建設業経理士というのは建設簿記という、建設業特有の簿記の問題に対応する試験なので、簿記2級も建設業経理士2級もどちらも「会計」を学ぶ資格です。
簿記2級は職業訓練校で、プロの講師に教わったのですが、それでも理解出来ない論点も多く、試験前は「あぁ、もう少し先にすれば良かった」と後悔しながら受けに行ったのを覚えています。
場所は東梅田の泉の広場を出たところにある、テストセンターという所で、パソコンで試験を受けられるタイプの試験でした。
当日会場に行くと、なんだかTOEICのテストも同じ会場の隣の部屋でやっていたらしく、受付の人はなぜか最初TOEICの受験生だと勝手に勘違いして、「パスポートがないとダメ」みたいなことを言い出すもんだから、最初から「??」ってなってしまってました。
後で、この会場は2つの試験が開催されていると分かり、無事に簿記の会場へ案内されました。
その後、受付でロッカーの鍵を貰い、電卓と身分証だけ持っている感じだったと思うのですが、それ以外のものは全部ロッカーに入れてと指示されて、5分ほど説明を受け、メモ用のコピー用紙を2枚と鉛筆・消しゴムを受け取って試験会場へ入室。
指示されたパソコンに座ると、後は自分のタイミングで初めて下さい。といった感じで進んだと思います。
問題は5つの大問があって、2の問題が「株主資本計算書(通称SS)であることを願っていたのですが・・・あえなく「連結決算」が来ました。
この「連結決算」というのは大きな会社にありがちな親会社と子会社の、社内取引や親会社が保有している子会社の配当金なんかを消去していく・・・と言った感じの論点で、正直理解が難しい分野なんです。元々は1級の論点だったのが、数年前に2級の試験範囲に降りてきて、それ以来、簿記2級は格段に難しくなったというのは有名なお話。
それが分かった瞬間「オワタ」と心の中で思いつつ、それでもあきらめる訳には行かないので、とりあえず問2は飛ばして、問3の損益計算書(以下P/L)の作成問題に入ったのですが、これも報告式で書かれている、ちょっと苦手なやつが来ました。。。
「オワタ」もう一度心の中で呟きましたが、書き方が変わるだけで、やるべきことは変わらないと気を取り直し、報告式のP/Lを埋めていきます。
ちなみに報告式のP/Lというのは、売上総利益→営業利益→経常利益→税引前当期純利益→当期純利益ってやつで、「→」の部分で色々足したり引いたりして、最終的な当期純利益を出すって感じです。
4問目は工業簿記の問題で部門別配布率計算の問題で、これは問題演習でかなりやったので結構手ごたえもあり、5問目は貢献利益を求める問題だったんですが、ちょっとマイナーな問われ方をしたので、良く分かりませんでした。
最後に残しておいた苦手な苦手な「連結」を始めました。
試験前の最後の授業で、先生が本番を想定した模擬問題の演習と解説を1日かけてして下さったときのことを思い返しました。
「ええか? 全部が分かってる人間なんかほとんどおらんねや。だから分からんでも焦らんでええ。書けるとこだけちゃんと書いて、ほんまに分からんところは適当に書け!」
「商業簿記は仕訳、工業簿記は作図」
「連結は・・・」
その後は・・・そう
「資本連結・のれん・非支配株主の仕訳はテンプレや! その後は内部利益の消去! 分かるところだけやったらええ! 最後まで諦めんと書いたら後は運や!」
結果は・・・74点で合格。
合格点が70点なので、後2問落としていたら危なかった。
分からない問題を必死になって考えて、埋められる所を埋めて、部分点をひたすら取って行く。こうして合格を掴み取ることができました。
終わってみると問2は 12/20。連結で大崩れしなったのが良かったです。
簿記というのは少しクセのある考え方をするので、得意な人にとっては本当にスムーズに上達するし、不得意な人は結構苦戦する学問らしいです。
私はというと・・・あまり簿記適正がないのです。
それでも合格できたのは、優秀な先生に教わることができて、その先生の一番の教えだと思う「なんか書いたら部分点入るかも知らんやん。だから諦めんとなんか書け」ではないかと個人的には思っています。
森先生、その節はありがとうございました。
思えば私はクラスで一番質問の多い、ダメな生徒だったと思います。
それでも、もし機会があれば、また先生に教わりたいと考えています。
その時は、こんな出来の悪い生徒ですが、どうぞ宜しくお願い致します。
今日は以上です。