法律に興味はありますか?
こんばんは。
私は昨年の行政書士試験に合格したことは以前から書いてきました。
きっかけとしては数年前にお酒を止めて、代わりに始めた勉強が宅建の勉強だったので、そこから「法律って面白い!」ってなったのが始まりでした。
私は不動産屋の契約管理の部署にいる為、私と同じ部署は全員が宅建を持っていて、普段から「業法に照らすとアウトな可能性高いですよね」とか、「そのクーリングオフは、法の趣旨に照らして効力を生ずるだろうか」みたいな会話が時々なされるのです。
なので、私の近しい同僚はある程度、法律に関して学習したことがある方ばかりなので、私が行政書士試験に合格したことが、周りにも少し影響が出始めているのを最近感じて、ちょっと嬉しい気がしています。
隣の席の子は管理業務主任者(マンション管理会社で必要な資格です)の勉強を始めていて、今日もテキストをカバンの中から出して、「このくらいの厚さの冊子が~~」みたいな話をしていたりとか、斜め向かいの席の子は「行政書士試験の勉強をするとしたら、おススメの問題集はどれですか?」といった直接的な質問を受けたりとかしていると、「あぁ、私のとても孤独だった勉強の日々は無駄ではなかったのだなぁ」と感慨深い感じがしたりします。
ちなみに、行政書士でおススメした問題集をいくつかご紹介しておきます。
鉄板はこの肢別問題集
私の使っていた2021年度版は五千円近くした記憶があるのですが、今は少し安くなっているみたいですね。
肢別問題集のおすすめのポイントは、やはり逃げ場がないことだと思います。
5肢択一の場合は4問が分からなくても、1問ハッキリ分かるものがあればそれだけで正解に辿り着けたりするのですが、一問一答形式の場合は、「具体的にどこが分からないのか? なんの知識を補完しなければならないのか?」が、残酷なまでにハッキリと突きつけられることだと思います。
狂ったように何週も回すので、思考プロセスを理解していなくても〇×判定できるようになってくるのですが、そうなってきた場合は、「〇または×の理由と、その思考プロセス&根拠条文・判例」まで想起出来なければ不正解。という鬼畜ルールにしていけばかなり正解の精度を上げて行くことが出来るのでおススメです。
これも有名。でも個人的にはそれほどおススメではないです。
こっちのウォーク問は5肢択一(本番形式)の問題集です。多肢選択と記述問題も含まれているので、網羅的に勉強されたい方や、択一の出題形式になれておきたい場合は結構おススメ・・・と言いたい所なんですが、私、左に問題文、右のページに回答&解説文という構成のテキストでないと効率よく進められないタイプなので、ウォーク問はあまり合っていませんでした。(ウォーク問は右のページに問題文、一枚めくった裏面に回答という構成になっています)
とはいえ、出題数はとっても多いのと、問題別の正解率が記載されているので、重要論点を見分けやすいのと、本番で出題された過去問を使っているのでかなり本番形式で学習できるのが良い点です。
無心で回した問題集。
去年、機械のように毎日毎日回し続けた問題集です。この問題集は左に問題、右に回答&解説の見開き構成になっているのでかなり使いやすいのと、出題率の高い論点が多い&回答の解説が分かりやすくて、思考プロセスの解説が厚い所が気に入っていました。伊藤塾さんの肢別があったら欲しかったですね。今後出たりしないのかな?(合格した今となってはいらないけど・・・)
やはり、自分が苦労して勉強してきたことに、周りの人が興味を持ってくれてテキストを手に取ってくれたり、質問したりしてくれるのは、なんとなく(大いなる勘違いと分かってはいるのですが)私自身を知ろうとしてくれている気がして、嬉しいような、ありがたいような感じがします。
長くなったので、今日はこのくらいにします。
もし興味を持って下さったら、この試験の合格を目指さなくても、この国の成り立ちである憲法や日常生活でも使っている民法なんかを知っておくことは、決して無駄ではありません。
知っていく中で「もっと知りたい。楽しい」って思ってもらえたら、それは個人的にはとても嬉しいことです。宜しければ、手に取ってみてください。